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2014年5月 7日 (水)

☆【民法/ⅩⅢ.留置権】自習トリル/民法LV1

☆【民法/ⅩⅢ.留置権】自習トリル/民法LV1
 設問/姉・サザエさん(A)は、弟・カツオ君(B)所有の時計をカツオ君(B)の依頼により修理にだしたが、カツオ君(B)が修理代金を支払なわないため時計を留置している。今回は、その場合の対処が問題だ。
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択肢①/カツオ君(B)は、サザエさん(A)に対して、時計に変る相当の担保・野球道具一式を提供して、留置権の消滅を請求することができる。〇か×か。
●回答ⅩⅢ-①⇒〇/債務者・カツオ君は、相当の担保をサザエさんに供して、留置権の消滅を請求することができる。姉、「しょうがないわねえ」。弟、「えへへ」
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択肢②/カツオ君(B)がサザエさん(A)に対して時計の修理代金の半額以上を弁済した場合、サザエさん(A)は、時計を返還しなければならない。〇か×か。
●回答ⅩⅢ-②⇒×/留置権には不可分性があるため、担保される債権の全部が弁済されるまで留置権者は、目的物を留置することができる(296条)。弟、「姉さん、修理代の半分だけど、時計返して」。姉、「だーめ」。……となる。
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択肢③/サザエさん(A)は、カツオ君(B)の承諾がなくても、時計を第三者・ノリスケさんに賃貸することができる。〇か×か。
●回答ⅩⅢ-③⇒×/債権者・サザエさんが留置権の行使を行う場合、債務者・カツオ君(B)の承諾がなく、留置物・時計を使用・賃貸・担保に供したりすることは禁じられている(298条2項本文)。カツオ、「姉さん、そりゃひどい!」
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択肢④/サザエさん(A)がカツオ(B)の時計を留置していれば、時計の修理代金債権の消滅時効は進行しない。〇か×か。
●回答ⅩⅢ-④/誤り。サザエさんの留置権の行使は、留置権によって担保される債権自体の行使ではないので、当該債権の消滅時効は進行する(300条)。……3年後。カツオ、「姉さん、3年経ったから借金の消滅時効が成立したよ」 姉、「時計を留置しているわ」 弟、「それがどうしたって?」 ……となる。
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択肢⑤/時計をカツオ君(B)の債権者である親戚のノリスケさん(C)が差し押さえた場合、サザエさん(A)はノリスケさんに対して、時計の留置権を主張することができない。〇か×か。
●回答ⅩⅢ-⑤/誤り。留置権は物件であるから、債権者・サザエさんは、債務者・カツオ君だけでなく、目的物の差し押さえ債権者などの第三者・ノリスケさんに対しても主張することができる。ノリスケさん、「カツオ君にお金を貸しているもので時計は留置させてもらいます……」 サザエさん、「私だって時計の修理代があるんだからノリスケさんに対抗するわ」……となる。
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